■問題19
平成12年11月30日に備品
(取得日:平成11年4月1日、取得原価:\300、減価償却方法:定額法、
耐用年数:5年、残存価額:取得原価の10%、記帳方法:間接法、
決算日:3月31日、1年決算)を230円で売却し,代金は現金で受け取りました。
なお,減価償却費の計算は月割りによります。
この時の仕訳はどれですか?
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■解説
まずこの備品の現在の価値を求めます。
定額法の減価償却費は下記の式で求められます。
減価償却費=(取得原価−残存価額)÷耐用年数
この式にそれぞれの値を代入し,
{300-(300×0.1)}÷5
=270÷5
=54
1年間の減価償却費は54円となります。
取得日の平成11年4月1日〜平成12年3月31日までの
減価償却費54円は既に[ 備品減価償却累計額 ]として
決算のときに処理されています。
平成12年4月1日〜売却日の11月30日までの8ヶ月分の
減価償却費を求めます。
54×8ヶ月/12ヶ月=36
よって,この備品の現在の価値は,
300-54-36=210
となり210円になります。
210円の備品を230円で売却したので,20円の得をしたことになります。
この20円は[ 固定資産売却益 ]で仕訳をします。
代金230円は現金で受け取っているので,[ 現金 ]で仕訳します。
なので,正解は2番になります♪
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