◆簿記テキスト◆



---有価証券の評価方法---

□有価証券の評価方法とは?---
有価証券には時価(市場価格)というものがあります。
有価証券の価値は一定ではありません。常に変動しています。
その為に,取得原価とは違う金額になったりします。
でも,変動の度に評価替えをしていては大変なので,
売買目的で購入した有価証券は,
年に1回決算の時に時価(市場価格)と評価をします。
これを時価法と言います。♪

▽帳簿価額より安くなった場合
もし,決算の時に所有している有価証券が購入した時より
安くなってしまった場合は[ 有価証券評価損 ]という勘定科目を使い,
安くなった分だけ有価証券の勘定科目を減少させる事ができます。
[ 有価証券評価損 ]は費用の勘定科目です。

■例題
決算の際に,有価証券の時価を調べたら取得原価200円
の有価証券の時価が170円になっていました。
このときの仕訳をして下さい♪

□解説
価値が帳簿価額より,30円下がってしまった場合ですね。
下がった分を[ 有価証券評価損 ]を使って
[ 有価証券 ]を減らす仕訳を行います。
仕訳は下記のようになります♪

有価証券評価損 30 / 有価証券 30



有価証券評価損は費用の勘定科目なので
発生した時は上の図の費用と書いてある
左側(借方)に記入します。



▽帳簿価額より高くなった場合
もし,決算の時に有価証券が購入した時より高くなっていたら,
[ 有価証券評価益 ]という収益の勘定科目を使い,
差額の分だけ[ 有価証券 ]を増やす仕訳を行います。

■例題
決算の際に,有価証券の時価を調べたら取得原価170円
の有価証券の時価が200円になっていました。
このときの仕訳をして下さい♪

□解説
時価が帳簿価額より,30円上がった場合ですね。
上がった分を[ 有価証券評価益 ]を使って
[ 有価証券 ]を増やす仕訳を行います。
仕訳は下記のようになります♪

有価証券 30 / 有価証券評価益 30



有価証券評価益は収益の勘定科目なので
発生した時は上の図の収益と書いてある
右側(貸方)に記入します。



大事な事は
有価証券の評価が下がった時は,[ 有価証券評価損 ]で処理する!
有価証券の評価が上がった時は,[ 有価証券評価益 ]で処理する!
という事です♪(⌒◇⌒)


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