□試算表とは？---
前回,決算の流れをおおまかに並べると
下記のようになると説明しました♪

１：試算表の作成
２：決算整理
３：精算表の作成
４：帳簿の締め切り
５：貸借対照表・損益計算書の作成

今回は試算表の説明をします♪
簿記では１つの取引が行われる度に,
仕訳をして全ての取引を記録していきます。
仕訳をして記録をする際に間違って記入してしまう場合があります。
記入するときに間違いがなかったは,試算表で調べる事が出来ます。
試算表は,勘定科目ごとに合計金額や残高を表したものです。
間違いがないときは借方・貸方の合計金額が一致します。



大事な事は
試算表は勘定科目ごとに合計金額や残高をまとめたもの！
という事です♪（⌒◇⌒）




□試算表の種類？---
試算表の種類は３種類あります。
合計試算表・残高試算表・合計残高試算表の３つです。

▽合計試算表
合計試算表は,それぞれの勘定科目ごとに
借方・貸方の合計金額を記入します。
合計試算表は下記のようなものになります♪



たとえば現金をみてみますと,借方の合計金額は80円で
貸方の合計金額が20円という事ですね。
このように勘定科目ごとに借方合計・貸方合計を
まとめていきます。


▽残高試算表
残高試算表は,それぞれの勘定科目ごとに
借方合計・貸方合計から残高を求め,記入します。
残高試算表は下記のようになります♪



たとえば現金をみてみますと,借方に残高が60円となっています。
これは借方合計から貸方合計を引いた残高が60円ということです。
このように勘定科目ごとに借方合計・貸方合計から残高を求めて
まとめていきます。


▽合計残高試算表
合計残高試算表はそれぞれの勘定科目ごとに
借方合計・貸方合計と,残高を記入します。
上の２つの試算表を合体させた試算表です。
合計残高試算表は下記のようになります♪



たとえば現金をみてみますと,借方の合計金額は80円で
貸方の合計金額が20円となっています。
借方合計・貸方合計から残高を求めた60円が
借方残高に記入されているんですね。
このように勘定科目ごとに
借方合計・貸方合計,そして借方合計・貸方合計から残高を求めて
まとめていきます。



大事な事は
試算表には合計試算表・残高試算表・合計残高試算表の３つがある！
という事です♪（⌒◇⌒）