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決算の手順は次の通りで 1:試算表の作成 2:決算整理 3:精算表の作成 4:帳簿の締め切り 5:貸借対照表・損益計算書の作成 前回,帳簿の締め切りについて説明しました♪ 今回は貸借対照表・損益計算書の作成について勉強しましょ〜♪ □貸借対照表・損益計算書の作成とは? 1年間を通して最後に作成するのが, 貸借対照表・損益計算書になります。 貸借対照表は,[ 資産・負債・純資産 ]の勘定科目を集めた一覧表, 損益計算書は,[ 収益・費用 ]の勘定科目を集めた一覧表です。 貸借対照表・損益計算書の作成は簡単なものです♪ 精算表の作成の所で,今期の各勘定科目の残高が 決定しているので,後はそれを貸借対照表・損益計算書 それぞれに移動するだけです♪ 試験では決算整理後の残高試算表から 貸借対照表・損益計算書の作成を問う問題も出るみたいですが, 精算表から作成する場合と違いはほとんどありません。 例えば今期の精算表が下図の様に完成したとします。 :貸借対照表の作成 貸借対照表は資産・負債・純資産の勘定科目で作成されます。 上の精算表から貸借対照表を作成してみましょ〜♪ 精算表から貸借対照表を作成する方法は 1:左側に資産の勘定科目とその残高を並べます。 2:右側に負債・純資産の勘定科目とその残高を並べます。 これでほとんどいいんですが,少し違う所もあります。 違う所は ●資産の勘定科目の[ 繰越商品 ]は[ 商品 ]と記入します! ●資産のマイナスの意味で使われる[ 貸倒引当金 ]は 引当金を設定した科目から控除する様に記入します! 上の場合は,"売掛金"から控除する形で記入しています。 ●資産のマイナスの意味で使われる[ 減価償却累計額 ]は 減価償却した固定資産から控除する様に記入します! 上の例では,"建物"から控除する形で記入しています。 :損益計算書の作成 損益計算書は費用・収益の勘定科目で作成されます。 上の精算表から損益計算書を作成してみましょ〜♪ 精算表から損益計算書を作成する方法は 1:左側に費用の勘定科目とその残高を並べます。 2:右側に収益の勘定科目とその残高を並べます。 これでほとんどいいんですが,こちらも少し違う所があります。 違う所は ●費用の勘定科目の[ 仕入 ]は[ 売上原価 ]と記入します! ●収益の勘定科目の[ 売上 ]は[ 売上高 ]と記入します! これで貸借対照表・損益計算書の作成はバッチリです♪(*^‐^*) ついでに決算整理後の残高試算表からの 貸借対照表・損益計算書の作成の説明もしますね♪ 試験には,このパターンで出題される様です。 下図の様に決算整理後の残高試算表があるとします。 数字は上で使った精算表と同じです。 残高試算表には当期純利益が記入されていません。 当期純利益は損益計算書を作成する際に求める事になります。 精算表から作成する時と違うのは当期純利益を求めないと いけないという事だけで,他はすべて同じです! :損益計算書の作成 費用の勘定科目と残高を左に記入します。 収益の勘定科目と残高を右に記入します。 費用・収益それぞれの合計額の差額が, 当期の利益・あるいは損失になります。 今回は費用の合計額より収益の合計額の方が多いので 差額分だけ利益が出た事になります。 ですから,下図の様に作成する事になります♪(⌒◇⌒) あとは精算表から作成した時と同じ様に貸借対照表を 作成するだけです♪ 大事な事は 貸借対照表・損益計算書の作成では 貸借対照表は資産・負債・純資産の各勘定科目の残高を記入する! 損益計算書は費用・収益の各勘定科目の残高を記入する! という事です♪(⌒◇⌒) |
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