◆簿記テキスト◆



---有価証券の売却---

□有価証券の売却とは?---
持っている有価証券は,売却することが出来ます。
売却したときは,帳簿価額より高く売れたか安く売れたか
で処理が違います。

▽帳簿価額より高く売れた場合
もし,取得原価(帳簿に記入されている価額)より
高く売れた場合は,儲けが出るので,その儲けの分を
[ 有価証券売却益 ]という勘定科目を使い仕訳をします。
[ 有価証券売却益 ]は収益の勘定科目です。

■例題
取得原価110円の株式を120円で売却し,
代金は現金で受取りました。
このときの仕訳をしてください♪

□解説
帳簿価額の110円より10円高く売れたので,
[ 有価証券売却益 ]を使い仕訳をします。
仕訳をしますと下記のようになります♪

現金 120 /
/
有価証券
有価証券売却益
110
10


有価証券売却益は収益の勘定科目なので
収益の発生として右側(貸方)にきています。


▽帳簿価額より安く売れた場合
もし,取得原価(帳簿に記入されている価額)より
安く売れた場合は,損をしたので,損した分を
[ 有価証券売却損 ]という勘定科目を使い仕訳をします。
[ 有価証券売却損 ]は費用の勘定科目です。

■例題
取得原価130円の株式を120円で売却し,
代金は現金で受取りました。
このときの仕訳をしてください♪

□解説
帳簿価額より10円安く売って,
10円の損をしたので[ 有価証券売却損 ]を使い仕訳をします。
仕訳をしますと下記のようになります♪

現金
有価証券売却損
120
10
/
/
有価証券 130

有価証券売却損は費用の勘定科目なので
費用の発生として左側(借方)にきています。



大事な事は
有価証券を,
売って得をしたら[ 有価証券売却益 ](収益の発生)で処理する!
売って損をしたら[ 有価証券売却損 ](費用の発生)で処理する!
という事です♪(⌒◇⌒)


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